【サブ3ランナー向け】「LT走」で後半の粘りを強化!乳酸の壁を超えるトレーニング
フルマラソンでサブ3を目指すなら、30km以降の粘りが命。
この“後半の失速”を防ぐカギがLT走(乳酸性作業閾値走)です。
今回は、LT走の理論から実践メニューまで、サブ3ランナーのために詳しく解説します。
目次
1. LT(乳酸性作業閾値)とは?
運動中、筋肉でエネルギーを生み出す過程で「乳酸」が発生します。
この乳酸が「処理できる量を超えて溜まり始める境界点」がLT(Lactate Threshold)です。
LTを超えると、筋肉が急速に疲労し、パフォーマンスが低下。
このため、LTギリギリの強度でトレーニングすることで、体は「より高い強度でも乳酸を処理できる」ように適応します。
2. なぜサブ3にLT走が有効なのか?
- ✅ 速いペースでも乳酸がたまりにくくなる
- ✅ フル後半(30〜40km)での失速を防げる
- ✅ 無酸素状態に入るギリギリで走れるスキルが身につく
サブ3ペース(km4:15前後)はLTの少し下。
つまり、LT走を継続すれば、そのペースを「楽に感じる体」を作ることができます。
3. LT走の頻度と実践メニュー例
■ 基本メニュー(週1回が目安)
| メニュー | 内容 | ペース目安 |
|---|---|---|
| テンポ走 | 20~30分間、LT付近のペースで継続 | ハーフマラソンレースペース前後(km4:00〜4:10) |
| 閾値インターバル | 2〜3km × 3〜4本(リカバリー90秒) | テンポ走と同等ペース |
| ビルドアップ走 | 後半にかけてLTに近づける | 最後の2〜3kmだけ閾値付近 |
■ 練習のポイント
- ✔️ ゼーハーしない「ギリギリしゃべれる」強度
- ✔️ 心拍で管理するならゾーン3〜4(75〜88%)
- ✔️ LT走前後は必ずアップ&ダウンを(各10分)
4. よくあるミスと対処法
- ペースを上げすぎてVO₂max走になってしまう
→ 「速すぎないか?」と自問し、会話できる程度の強度で - 疲労が残って連続実施
→ LT走は体に刺激が強いため、最低中2日は空ける - 距離や時間を追いすぎる
→ LT走は“質”が命。10分でもOK。無理せず継続を
5. まとめ:LT走で「強く、粘れる」ランナーに
LT走は、サブ3を狙うランナーの必須トレーニング。
ポイントは「乳酸の境界線ギリギリ」で走ることです。
- ✅ テンポ走・LTインターバルを週1回取り入れる
- ✅ ペース管理は慎重に。“キツすぎない”が正解
- ✅ 心拍ゾーンや感覚を使ってトレーニング強度を調整
30km以降に失速せず走り切れる“地力”をLT走で養い、
サブ3達成を現実のものにしていきましょう!